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何が違う?~伝統的ヨガとヨガスタジオの違い~初心者のヨガ選びに役立てる

ヨガは現代社会でますます人気を集めています。

しかし、ヨガってどこでやっているのと尋ねると、ヨガスタジオだったり、近所の公民館だったり、なかにはインドに修行に行ったという人もいます。これらのヨガは何が違うのでしょうか?

今回はインドで行われているような本格的なヨガ(以下、伝統ヨガ)と街中で行われている気軽なヨガ(以下、街ヨガ)のヨガの違いについて書いていきます。これからヨガをはじめようという方のヨガ選びの参考にしてください!

目的の違い

伝統ヨガは、ココロとカラダの調和と哲学的な知恵を学びながら精神的な成長も深く学びます。

一方で街ヨガは、フィットネスやストレス解消など、日常生活の健康に焦点を当てているヨガが多いです。

伝統的なヨガは内面への探求を重視し、街ヨガは外見的な改善を追求するといった感じです。

姿勢とポーズの違い

伝統ヨガでは、ポーズや姿勢を正確に行うことよりも、意識的な呼吸と内側の静けさ(静寂)に焦点を当てます。「あなたらしいポーズでいいのよ~」という先生の声掛けを耳にしたことがある方もいるかもしれません。

ヒトによって何を体験しているかはそれぞれ違い、その自分の内側の体験と向き合うことで自らを成長させていくんだよ~というような感じだからです。

一方、街ヨガでは、ポーズの正確さや柔軟性の向上といったスキル的な要素に焦点を置くことがほとんどです。

伝統的なヨガは内側からの変容を追求する一方、街中のヨガは外見の改善に焦点を当てるといった感じです。

伝え方の違い

伝統ヨガの指導者は、生徒の個別のニーズに合わせた指導を重視します。彼らは生徒の進歩を見守り、経験を通じての成長を促します。

一方、街ヨガは、グループレッスン形式が一般的です。多くの場合、個別の指導やフィードバックは限られていて、学びを深めたい講座(レッスン・ワークショップなど)を自ら探して受講するといった形式です。

さまざまな講座があるので、どれを選べばよいか困るというのが初心者の最初のまずつまずきやすいポイントかもしれません。スタジオ側も「はじめてのヨガ」「初心者向けヨガ」などクラス名を工夫してくれています。迷ったらやさしそうな名前のクラスに参加してみてはいかかでしょう。

心へのアプローチの違い

伝統ヨガでは、心の状態を変えるために瞑想やマントラ(歌のようなもの)の使用が一般的です。心を穏やかにし、内なる平和(つながり)を追求します。

一方、街ヨガでは、主にフィジカルな動きや運動に重点を置きます。ストレス解消やリラックスを目指しますが、内面について深く追求するスタジオは少ないのかなと思います。ただ〝今日もすっきりした―!〟といったリセット感はおおいに体感できるとでしょう。

ヨガ哲学の理解度の違い

伝統ヨガは、古代のヨガ哲学や精神的な教えもしっかり学びます。〝off the mat(オフザマット)〟という言葉を聞いたことがる人もいるかもしれませんが、マットの上で学んだことが日常で活かされないと意味ないよね、といったニュアンスです。在り方についても深く学びます。

一方、街ヨガでも哲学のワークショップなど開催しているところもありますが、そんなに多くありません。

ヨガの哲学や背景について理解を深めることは、人間社会を生きる上でのさまざまなヒントを与えてくれます。悩みやストレスを多く抱える現代人こそ取り入れてほしいツールです。

さいごに

伝統ヨガと街ヨガは、アプローチや目的において異なる特徴を持っています。それぞれ一言でいうなら

「内なる探求!伝統的ヨガ」「カラダを変えろ!フィットネスヨガ」

といった感じでしょうか。

心や哲学など生き方も変えていきたい人は
 ・ヨガ専門スタジオ
 ・インドへヨガ修行

健康づくりをしたい、身体を変えたい人は
 ・自治体などが開催している学習講座
 ・フィットネスクラブのヨガ

例外もあるのであくまで参考までにご覧ください。

ヨガと言ってもサービス業なので、場違いであってもムゲに追い返すような先生はそうそういないでしょう。

勇気をもってまずは一歩を踏み出してみてはいかかでしょう!

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