とつぜんですが、ストレスを感じたことがありますか?
毎日の生活の中でイライラしたりストレスを感じることってわりとありますよね。
相手のちょっとした言葉に腹がたったり予定通りに物事が進まずイライラしたり…
また逆に周りの人につい嫌な言葉をいってしまうこともあると思います。
言ったあとに、「嫌なこと言ったなあ」と後悔することもあるのではないでしょうか。
どうしてなのでしょうか?
皆さんは自分自身がどんな心の状態(モード)の時にイライラしていますか?
そしてどんな状態(モード)の時に腹を立てたり不快な気持ちになっているでしょうか?
もしかして、イライラやストレスはどこか向こうからやってきていると思っていませんか?
じつはストレスやイライラは自分自身の内側(心)の問題と関係しています。
心は手に取ってその存在をみることはできません。
でも自分の心が今どんな状態(モード)にあるのかは自身で気づくことができます。
今回は、ストレスやイライラに振り回されないために、心がどんな状態(モード)にあることが大切なのか、またどのような状態(モード)でいることが必要なのかをお話していきます。
ストレスや緊張がココロに与える影響
ストレスや緊張がたまるとカラダやココロはどうなるのでしょうか?
日常生活に何か影響があるのでしょうか?
ストレスによるカラダの不調をいくつか挙げてみました。
- 肩こり
- 頭痛
- 不眠
- 消化不良
etc・・・
ココロの不調も挙げてみます。
- 落ち着きなくあせりやすくなる。
- 物事をマイナスにとらえやすくなる
- 考え方の視野が狭くなる
- 物事に対し正しい認知ができない
など。これらは状生活の質を低下させ、人間関係にも悪影響をもたらします。
ストレスや緊張状態にある時は相手の表情(関係性)をうまく読み取る力も弱くなってしまいます。
- 相手が自分のことを苦手に違いないと思い込む
- 相手が自分のことを嫌いなんだと思い込む
といった、間違った解釈がおこりやすくなります。
一方ストレスや緊張状態でない時は正しく認知できるので誤解もまねきにくくなります。
物事を正しく認知できるかどうかは心の状態を反映している
と言えるでしょう。
日々、ストレスやイライラをつくらない私でありたいものです。
ストレスと心のモード
みなさんはどんな時にストレスを感じますか?
- 忙しすぎて余裕がない
- 睡眠不足
- 身体がきつく疲れがたまっている
- 頑張りすぎて休むことをしていない
etc・・・
心と体に疲れがたまり自分の内側(心)が満たされていないモードの時にストレスは感じやすくなると言われています。
ではストレスを感じずイライラや緊張もない時というのはどのようなモードの時でしょうか?
ゆったりのんびり過ごしている時であると想像できるのではないでしょうか。
ようは
自分の内側(心)が満たされているモードの時
です。このモードをつくるには何もせずゆったりのんびする時間を積極的に作ることが必要になってきます。
ヨガニードラの哲学では
自分の内側に意識を向けてその静かな空間に身をゆだねることが大事である
といわれています。
静かな空間には緊張もストレスもありません。一人で何もしない〝ボ~っ〟とする時間が自分の内側を優しさで満たすということです。
のんびりする時間と脳内の関係性
〝ボ~っと〟する時間が大事です!
なんて言いましたが、あなたはひたすら〝ボ~っと〟できますか?
おそらく、頭の中でアレコレ考え事が始まりますよね。
なぜ何もせず〝ボ~っと〟とのんびりしていると頭の中でアレコレ考えてしまうのでしょうか?
ここでDMN(デフォルト・モード・ネットワーク)という脳内の仕組みについて少しお話します。
DMNとは後帯状皮質、内側前頭前野、下頭頂小葉などからなる脳回路のことです。
このDMNが活発になると想像力が高まりさまざまなアイデアがわきやすくなる、とても有難い脳回路なんですが・・・
ボ~っと〟しすぎると思考が活発になりすぎてしまいます
アレコレ考え事を始めたり、不安や心配要素で頭の中がいっぱいになってしまうんですね。これでは、逆にストレスにを増やしかねません。
そこでただ〝ボ~っと〟するのでなく、意識して〝ボ~っと〟する工夫が必要になってきます。
なにをするかというと、活発になりすぎないように
何かひとつのことに集中
するんです。
たとえば、いくつか紹介します。
- 自然の音に耳を澄ませる
- 呼吸を感じる
- ろうそくの火を眺める
- シャワーを浴びる
- 味わってコーヒーを飲む
- 散歩
ただ〝ボ~っと〟して考え事が増えないように、ひとつ集中する対象を与えてあげるということですね。
【実践】呼吸を感じてみよう
では、ここで自分の内側(心)が満たされることを試してみましょう。
静かにそっと目を閉じ呼吸を感じることから始めてみるといいかもしれません。
さっそく手順1~3にそって行ってみましょう!
両手をお腹の上にのせて、呼吸とともに動くお腹のリズムを感じます
60秒間
①鼻から4カウントで吸う
②鼻から8カウントで吐く
120秒間
呼吸のコントロールをやめて、自然な呼吸の流れを感じます(余韻を感じる)
60秒間
何度か繰り返す呼吸の中で心は何かのおしゃべりを始めたりざわつくこともあるかもしれません。でもそれでも大丈夫です。
マインドが働いて呼吸の集中から意識がはなれてしまっても、そのつど何度も何度も呼吸の居場所へ帰ってきます。
時より訪れる静かな呼吸の空間に心を休ませてあげましょう。
呼吸の長さは体調に合わせて変えておこなってください^^
時間があれば一日に2セット程おこなってみるといいでしょう。
心を満たしてくれるもの
イライラやストレスをつくらないためには
自分の時間と静かな空間を持つこと
が大事です。自分自身が心地よくいられる時間や空間を作ることを優先することで。心は自然と満たされてくるでしょう。
まずは自分の内側(心)がどのような状態であるかチェックしてみましょう。ストレスをつくりやすい満たされない状態(モード)であるか穏やかな満たされたモードであるか確認してみます。
そして心が満たされる時間を意識的に作ってみてはいかかでしょうか。
KAZUKO
クラスの案内
今回の記事の内容は、ヨガニードラのクラスでお伝えしています。
詳しく学びたい方はレッスンでお待ちしております。
ヨガニードラ Class
【日程】隔週水曜日19:30~20:15
【定員】6名
【対象】どなたでも
【内容】運動量は少。基本は仰向けの姿勢で意識を動かし続けます。頭の中をスッキリさせるヨガです。