こんにちは、KAZUKOです^^
ヨガの教室をしていると、生徒さんからこんな声をよく耳にします。
- 朝から身体がだるい、重い、眠い
- 肩こりや腰痛、偏頭痛がつらい
- 毎日イライラする
こんな時、わたしはよく
〝ちゃんと眠れていますか?〟
〝寝る時間が遅くなっていませんか?〟
といった、睡眠に関する質問をすることがあります。
ちなみにアーユルヴェーダ(インドから伝わる伝統医学)では、睡眠はあらゆる不調の万能薬ともいわれていて、睡眠と不調は密接に関係しているいわれています。
ということで今回は、
いつも不調を感じている方に、睡眠についてお話していきます。
〝今と昔〟生活様式のちがい
夜の過ごし方を思い出してみてください。
夜の時間に何をしていますか?
テレビやスマホ、ゲームなど自分の好きなことをしたり、洗濯や皿洗いなど家のことをしていたりとなにかしているのではないでしょうか。
では考えてみてください。
なぜ夜の暗い時間でもそれらを楽しんだり家事をすることができるのでしょうか?
「そうです!」
電気
があるからです。
電気がない時代は太陽の光しかなく太陽が沈む頃には夕食を終え寝ていました。
電気のおかげで私たちは昔の人に比べて夜の遅い時間でも自由に起きていることができるようになったのです。
とてもありがたい進化ですが、そのかわりに今の私たちは睡眠不足という名の体調不良を生活の中に取りいれているのかもしれません。
〝早寝〟が身体機能を回復させる
アーユルヴェーダでは、
わたし達〝人〟のカラダは自然と共に生きるようにつくられている面が多く、自然のサイクルに合わせて生活することに適しているといわれています。
日の出とともに起き、日の入りとともに寝る
よく耳にするフレーズですね。
たくさんのタスクを抱える現代人には、なかなか難しい生活様式かもしれません・・・。
しかし、不調をきたす原因が睡眠であるならば、生活様式を変えることも考えていかなくてはいけないですね。
そんなときに、このフレーズは役に立つと思います^^
カラダの消化機能は太陽が沈むと低下し始めるといわれています。できるだけ早い時間に夜の食事を終わらせることで身体への重い負担を減らすことが大切です。
ちなみに、適度な睡眠(7~9時間くらい)がとれると次の日の排泄、消化機能がうまく働くことも分かっています。
また、睡眠時間は食や精神面とのかかわりも大きく、夜の早い時間から睡眠をとることで体や心の緊張もゆるみメンタルも安定しはじめます。
がんばって早起き!ではなく〝夜早く寝る〟を目指す
朝からカラダがだるいと
- 起きるのがつらい
- 朝食もすすまず、量や質が下がる
- 仕事中の集中力低下
- 帰宅後の家事をする気力なし
- 夜食が総菜中心、しっかり栄養補給ができない
といった弊害も出やすくなります。
このような生活では身体がきつく不調を感じるのも無理はありません。まずは早く寝ることを最優先に一日の生活スタイルを作りなおしてみましょう。
夜のタスクを減らす
NHKの国民生活時間調査2020年(参考資料:※1)をみてみましょう。
ここでは、
- 50代の女性の睡眠時間がもっとも短い
- 6割は夜11時で起きている
という結果がみて取れます。
40代~50代の女性といえば、まだまだ家事・育児におわれ、仕事もしているという方も多いのではないでしょうか。
夜遅くに帰って、やることを済ませて、さらに自分の時間を過ごして・・・
なんてしていると、あっという間に午前様です。
大事なのは、早く寝るために夜のタスクを減らすことです。
- カンペキに家事をこなそうとしない
- パートナーがいれば、家事や育児の分担をする
- ネットやスマホの〝だらだら時間〟を決める
- 夜の習慣を、朝に変える
もちろん、これらは習慣化されなければあまり意味がありません。
ですが、はじめからあまり気負いすぎるのも長続きしません。
なので、ここでは記事を読んで当たり前の日常に気けて意識できたていどでよいと思います。
習慣化の本は、本屋にたくさんあるので探してみてください。
何もかも頑張りすぎていないか、やろうとしすぎていないか。一度立ち止まって日常のあたりまえ確認してみましょう。
まとめ
まとめると、
- 不調の原因が睡眠にあることもある
- 夜のタスクを減らし早寝を心掛ける
睡眠を変えるだけで回復するカラダの不調はたくさんあります。夜更かしと心身の不調のキーワードに引っかかる方はまず、
夜22時までにはお布団に入る
ことから始めてみましょう。改善が必要な生活習慣が少しづつ見えてくるでしょう。そこからちょっとずつ変えていくのがコツです^^
あわてず一気にやろうとせずですよ!